0798-71-3387

兵庫県西宮市南越木岩町11-10 1F

ネット予約 公式HP アクセス

聴こえの仕組み

補聴器の使用を考える前にまずは聴こえの仕組みについてみていきましょう。

そもそも音とは何なのか?

正解は「振動」です。音源から発生した振動が空気中を伝わって耳に入り、鼓膜を振動させます。
鼓膜の振動は内耳で電気信号に変換されて脳が音として処理することで音が聴こえます。
様々な音それぞれが違った周波数の振動を持っているため、高い音に聞こえたり、低い音に聞こえたりしているのです。

もう少し詳しく耳の仕組みについてみていきましょう。
耳は3つの部分に分けることができます。

さいとう耳鼻咽喉科クリニック

外耳

鼓膜までの部分を外耳と言います。
耳介(耳たぶ)で集めた音を中に伝えます。

中耳

鼓膜から蝸牛の手前までの部分を中耳と言います。
ツチ骨、キヌタ骨、アブミ骨という小さな3つの骨があり(人間の体の中で最も小さな骨がアブミ骨です)、鼓膜の振動がこれらの骨の上を伝わって内耳に伝わります。
中耳は耳管を介して咽頭とつながっていて空気で満たされたいます。
咽頭から細菌やウィルスがやってくると中耳が感染して中耳炎を起こします。

内耳

内耳は鼓膜から伝わった物理的な振動を電気信号に変換する装置と言えます。 耳小骨を伝ってきた振動が蝸牛の中にあるリンパ液を振動させ、蝸牛内の有毛細胞を動かします。有毛細胞が感知した動きが電波信号に変換され、その信号が脳に伝わることで音を認識します。

この一連の中でどこかに障害があると音が正常に聞こえなくなります。

補聴器は外から入ってきた音をマイクが拾い、音を増幅させて鼓膜へ伝えます。
音の伝わり方で言うと振動を大きくすると考えていただくとイメージがしやすいかもしれません。

振動を大きくすることで弱っている聴力を補助し、聞こえやすい状態を作っているのです。
さらに最近の補聴器は入ってきた音を分析・加工することで、雑音やうるさいと感じる音を抑えることができます。